よくしる! 気候変動、カーボンフットプリントについて

小さくて大きな存在。私たちができる温暖化対策

2022-04-04

みなさん初めまして、まつい えこです。

2021年12月より、自宅でカーボンフットプリントの計測と削減の取り組みを始めてます。

成功していること、苦戦していること、実践してわかってきたことなど、シェアすることで温暖化対策がもっと手軽に、簡単に、楽しくできればよいなと思ってブログ作りました。

訪問いただきどうもありがとうございます!

カーボンフットプリントってなに?温暖化との関連は?

地球温暖化の原因は、太陽光の熱をためこむ性質のある、温暖化効果ガス(Green House Gas、GHG)が人間の生活で増えてきたことです。温室効果ガスの種類には、皆さんもご存じの二酸化炭素(CO2)だけでなく、昨年11月ごろの新聞報道でも話題になったメタンガス(CH4)や、一酸化二窒素(N2O)、フロンガス(各種)、代替フロン(各種)などがあります。

それぞれのガスの種類により、熱をためこむ性質が違い、たとえばメタンガスは同じ量の二酸化炭素の25倍の温暖化効果があります。

1.5℃大作戦というこちらの本は、IGESという日本の環境省などとも連携しているシンクタンクが監修している2冊組の絵本ですが、子供向けと侮るなかれ!大変わかりやすくなぜ温暖化がおこっているか、どう温暖化を止めるかについて教えてくれる良著です。

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惜しいのは、、、電子書籍になっていないということですが・・・ぜひ、次回の楽天セールの時にでもぽちっと購入してみてください!

さて、こちらの①はかる編 のp22に

CO2の排出量をはかるものさし『カーボンフットプリント』

として、解説されています。

温室効果ガスには、製品を使うときに出るものと、作るときや運ぶとき、すてるときに出るものがあります。これらすべての場面で温室効果ガスがどれだけ出ているかを計算し、数字でわかるようにしたのが「カーボンフットプリント」です。

カーボンフットプリントは、すべての種類の温室効果ガスの排出量をCO2の排出量に計算しなおしてあらわします。

温室効果ガスの種類ごとの温暖化効果の差を、二酸化炭素を基準にすることで測っているのですね。

ちなみに、日本での温室効果ガスの排出量はこちら 。

(環境省、令和3年版 環境・循環型社会・生物多様性白書、p16)

濃い緑がCO2で、排出量の9割を占めています。

で、何をどれだけ減らしますか?

温暖化対策の国際会議や各国の政策の基盤となっているのが、気候変動に関する政府間パネル(IPCC: Intergovernmental Panel on Climate Change)の調査レポートです。19世紀の工業化以降の温暖化ガスの排出により、すでに世界平均気温は1.09℃上昇しています。この上昇が1.5℃を超えれば、気候変動に起因する異常気象、海面上昇、生態系の破壊が大規模に発生することが報告されました。(IPCC特別報告書『1.5℃の地球温暖化』)

この1.5℃以内に温暖化を抑えるために、日本の温暖化効果ガス排出目標は2030年に2050年までのゼロをめざしているわけです。先般の排出量のグラフに追記するとこんな感じ。

まじぽん!!!?

新入社員が「コスト削減案」とかで上司に持ってったら、「おまえもうちょっと考えてから目標立てろ」と言われそうなグラフですが・・・

これだけの削減をしないと、平均気温の上昇を+1.5℃で抑えることはできないという、現実、なのです。これは結構ヤバ目。。。

消費者である!私たちは小さくて大きな存在

昨年から日本企業のネットゼロ宣言も続いていますが、実は一番大きな力を持っているのは、消費者!

(同 環境白書p17からの抜粋)

なぜならば、企業の活動で生産される製品・サービスは私たちが購入し、利用しているからです。その割合はなんと6割以上。

カーボンフットプリントを減らせる製品を選ぶ、環境配慮した生産者や企業を応援する、生活スタイルを変えていくことで、大きく削減に貢献できるのです。

このブログでは、気候変動対策に取り組む方を応援すべく、

  • 書籍、セミナーや展示会などで収集した気候変動に関する情報
  • おうち実験の様子や確認できた結果
  • 成功事例、失敗事例
  • おすすめの製品・サービス
  • 企業のとりくみ

などを、どしどしご紹介できればと思っております。

おうちで始める温暖化対策 ブログの第一弾、最後まで読んでいただきありがとうございます! 一緒に取り組める仲間も絶賛募集中です!

今日も良い一日になりますように。

~ ご参考情報 ~


はかって、へらそうCO2 1.5℃大作戦(全2巻セット)

温暖化を知るにはまずこの一冊(2冊組だが。。。)から!まつい イチオシです。
 
さ・え・ら書房さんへ。もし見ていただけていたら
-胸を張ってよい、良著です!ぜひ2冊組向けの画像もつくって、宣伝がんばってください。
-電子書籍版(できればもちょっと手に入りやすい値段で)リリースお待ちしています。

ー>2022.9.2 追記
2022年夏から、①はかる編の内容を活用させていただき、小学生・中学生向けのワークショップを始めました。
はかって、へらそう ”1.5℃大作戦” ワークショップとして、時々オンラインでもやってます。(Peatixサイトはこちら

さ・え・ら書房の編集者の方のご厚意で、ワークブックへの転載については無償で許諾いただきました。私も今後もこちらのワークショップは無償で続けていこうとおもいます。

ご協力どうもありがとうございます!!
地球温暖化対策計画

令和3年 10 月 22 日
閣議決定資料
日本の政策はどうなっているかな?とご興味の方へ・・・

このページで紹介した削減目標だけでなく、部門ごとの目標もp19に記載されてます
(ただし消費ベースではなく生産ベースなので家庭部門の割合は低くなることに注意)

令和3年版 環境・循環型社会・生物多様性白書日本の現状についてご興味ある方へ・・・

p13から気候変動のテーマが取り上げられています

ご意見、感想、新しいアイディアなど、なんでもコメントいただけると、ものすごくうれしいです。

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